Netflixでビットコインのドキュメンタリーを視聴しました。
Netflixで2017年に公開されたビットコインのドキュメンタリー映画「BANKING ON BITCOIN」を視聴しました。
金融の常識を根底から覆したデジタル通貨【ビットコイン】
その誕生の舞台裏ではなにがあったのか?
ビットコインの誕生に携わった人々や周りの人々の証言をもとに、ビットコインの本質に迫っていくドキュメンタリーです。
1990年代のサイファーパンクからはじまるルーツを持ち、サトシナカモトという謎の人物によって誕生したビットコイン。
ビットコインのアイデアはリーマンショックの数週間後に発表されました。
中央管理体制を必要とせず、第三者機関を介入させずに人々が直接やりとりできる、これまでの常識を覆した電子決済システム。
しかし、ビットコインは当初、シルクロードという闇販売サイトで麻薬などの取引に利用され、犯罪の温床となっていました。
シルクロードの運営者の逮捕。さらに世界初の仮想通貨取引所ビットインスタント創業者が闇取引サイト「シルクロード」のユーザーに100万ドル(1億相当)のビットコインを供与していたとしてマネーロンダリング容疑で逮捕。
シルクロードの件で信頼を失ったビットコイン。
さらに追い打ちをかけるようにマウントゴックス事件が発生。
資金洗浄の防止、テロ行為や麻薬の売買の防止のため、検察当局はビットコインに対する監視を強化していきます。
しかし、もともとビットコインは中央管理体制がなく自由にやりとりができることが魅力でした。規制を強化すればするほどビットコインの理念とはかけ離れて行ってしまいます。
ビットコインの理念と規制とのせめぎあい。
ビットコイン黎明期から携わってきた人々が実際に登場し、リアルな体験を証言していきます。
誕生に携わった人たちの多くは今は仮想通貨の表舞台から立ち去っていきました。
さまざまな荒波を乗り越えながらもここまでに成長したビットコイン。書籍だけでは知り得ないようなビットコイン誕生時の息遣いやその後の紆余曲折などその歴史を実感できます。
昨年、時価総額50兆円にまで達した仮想通貨市場。ここまでよく成長したものだな~と感慨深いほどの危機を乗り越えてきたことがわかりました。
このドキュメンタリーを見てビットコインのことがもっと好きになりました。